「働かざる者たち」にすごく働いている“おじさん”俳優たちが大集結! 主題歌はM!LKに決定

テレビ東京ほかで8月26日からスタートするドラマパラビ「働かざる者たち」(水曜深夜0:58)で、老舗新聞社社「毎産新聞社」のシステム部社員・橋田一(濱田岳)が出会う勤労意欲ド底辺の“働かざる者たち”を演じるキャストが発表となった。

まともな校閲をせず、ウィキペディアならぬ「ウィキプディア」をコピペして、仕事をしているふりをしている編集局校閲部の社員「ウィキさん」こと三木勲を演じるのは梶原善。「台本を読んでちょっと不思議なおじさん役だったんですけど、キャストも面白い人が集まってるので、楽しみだなぁと思って参加させてもらいました」と述べ、さらに「ウィキさんはショッキングな過去があったけど、悲しい部分は微塵も見せないで、厚かましく校閲部に居座ってる困った人という印象です。そういう厚かましさをずっと心において演じてました」と役どころを紹介。

言葉に強い責任を持っているが嫌みな部分がある校閲部部長・柳瀬真に扮(ふん)するのは矢柴俊博。「台本を読んで、人間の業が描かれていて、単刀直入に『いいな』って思いました。ほろ苦くて物悲しいオッサンたちの世界、好きです。柳瀬は優秀な同僚を持った男で、ある時コンプレックスが爆発して、本能的に俗物になっちゃった過去がある。以来、職場では神経質なイタイ人です。コンプレックスにまみれて生きてるボクにはズキっと刺さりました。世界にとってはちっちゃな問題だけれど、職場を持つ人間にとっては大問題が描かれたこの作品がボクに刺さったように、働く皆さまにもこっそり刺さってほしいと願ってます」とアピールした。

ほとんど働かずに日がな1日中スマホゲームをしながら、工場をうろついている印刷部の社員・山中達彦役を甲本雅裕が務める。「台本を読んで、単純に面白いと思ったと同時に、あらためて働くということについて考えさせられました」という甲本。「山中という男は働かざる者なんですが、その内面にあるものを見せないように魅せられたらと思いながら役づくりをしました。このドラマの見どころを一言で言うと『人は見かけによらぬもの』でしょうか」とコメント。

浜野謙太が演じるのは、地域住民と日中から酒を飲んでダベっている、編集局沼ヶ原地方通信部の記者・堀孝一。「珍しく6歳も年上の役で、付け髭、付け白髪、化粧ゼロで臨み、セリフのスピードも重さを心がけました。濱田さんとは同僚役もやったことがあるので、今回はまた逆に年齢格差感やペースの差がちゃんと出たら面白いなと思いました」と役への印象を述べた。また、「監督とは前に主役の作品で濃くご一緒させていただいた後の再会なので、慣れ親しみがあり、『ちゃんとおじさんに見えてる?』と聞くと、『出会った時からおじさんですよ』と。まぁ……それならよかったです」と苦笑いでエピソードも披露。

政治部長時代はバリバリの記者で“鬼軍曹”と呼ばれている冷酷非道な技術局局長・多野和彦役を演じるのは升毅。「私が演じる多野は、昭和の脂ギッシュなブン屋。スケールの大きな出来る男と、大ボラ吹きという相反するキャラクターの狭間を演じることを心がけました」と役作りについて語った。そして「コミカルだけどちょっぴり切ない、まさに漫画を読むような感覚で楽しんでいただけると思います。情けないけど憎めない“働かざる者たち”を見て、『ああ、なんかこの感じ……懐かしい感じ』と思いながらご覧いただければ幸いです」と視聴者にメッセージを送った。

仕事をせず、窓際にも行かずに成り上がった販売局販売一部部長・風間敦を柳沢慎吾が演じる。「台本を読んだ時、面白そうで、楽しそうな役だなと思い、風間という役を演じるのが楽しみでした。役作りとして髭をつけたり、眼鏡をつけたりしています。現場では、監督に相談しながらアドリブをいれさせていただきました。岳ちゃんと、津田(寛治)ちゃんと、撮影の合間に楽しくおしゃべりが止まりませんでした! 風間という男の生きざまにもぜひ注目して見てみてください!」とにこやかに語った。

記者時代はエースとして活躍し、記者として強い信念を持つ政治部部長・河田誠一郎役は林泰文。「河田は仕事に一生懸命で、やり手の新聞記者であると監督から伺ったので、少しでもやり手に見えるようにやらせていただいてます。撮影現場では皆さん、温和で優しくて、それでいて面白い方々ばかりなので、毎日楽しませていただいてます! この作品はいろいろな登場人物がいて、誰かしらに共感できると思うので、主人公というフィルターだけではなく、共感できた登場人物のフィルターを通して見てみても面白いかもしれませんよ」と本作の楽しみ方をアピールした。

そして、主題歌は、佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる5人組ボーカルダンスユニット・M!LK の「HOME」に決定した。

佐野は「初めてのドラマの主題歌ということで、とてもうれしく思います。また一つ、夢がかないました。このドラマにぴったりな、とても温かい楽曲になっています。これを機にもっとたくさんの方に、僕たちM!LKのことを知っていただきたく思います! ドラマも主題歌もぜひお楽しみに!!」、塩﨑は「当たり前の毎日の中の幸せを歌った『HOME』という楽曲が、多くの方々に聴いていただければと思います。心に強く響く最高な歌詞で、個人的には特に2番のサビの歌詞がすごく好きです。プライベートでも今一番聴いているくらい大好きな曲です!」、曽野は「主題歌が『HOME』に決まったと聞いた時、うれしい気持ちがとんでもなく飛びあふれました!! 今からとっても胸がワクワクしています! ぜひご家族や親友と聴いていただけるとうれしいです。みんなの心に届けーー!! ドラマもお楽しみに」と喜びを爆発させている。

また、山中は「『HOME』という楽曲、僕はプライベートでも連続で聴いてしまうくらい大好きな曲です。そして日常の当たり前の中の小さな幸せだったり、大事の人の笑顔の大切さだったり、気付かされることがたくさんあるかなと思います。ドラマ『働かざる者たち』と一緒に、たくさん届いてくれたらうれしいです」、吉田は「今までのM!LKとは一味違う(?)少し大人で、温かくて、優しい、そんな曲になっています。これを聴いて家族や大切な人のことを、より大事に思っていただけたらと思います。ドラマの世界観を大事にしながら歌わせていただきました。ぜひ聴いてくださるとうれしいです」とメッセージを寄せている。

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