パイレーツ今季4勝目 秋山は好守見せるも途中交代

【パイレーツ9-6レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

本拠地PNCパークのタイガース3連戦でスイープを喫するなど開幕16試合で3勝しかできず、早くも借金10を抱えているパイレーツは、レッズ先発のアンソニー・ディスクラファーニに猛攻を浴びせ、2回までに9得点。序盤のリードを生かして9対6でレッズ4連戦の初戦を制し、今季4勝目をマークした。

主砲のジョシュ・ベルはチームの打撃不振について「状況は変わっていく。このシリーズから始めていきたい」と語っていたが、まさにその言葉通りの展開となった。初回にアダム・フレイジャーの3号先頭打者アーチとコリン・モランの6号ソロで2点を先制すると、2回表には打者12人を送り込む猛攻で一挙7得点。開幕から11イニング連続無失点だったディスクラファーニをノックアウトし、早々に試合を決めた。

打率0割台のグレゴリー・ポランコに2号ソロが飛び出し、不振のベルも2点タイムリーを放って勝利に貢献。ヒットが出なかったのは5番のブライアン・レイノルズだけで、レイノルズも四球を選んで出塁したため、先発全員出塁となった。パイレーツ先発のトレバー・ウィリアムスが今季初勝利(3敗)をマーク。ディスクラファーニには今季初黒星(1勝)が記録された。

レッズの秋山翔吾は「1番・レフト」で先発出場。5回表にフレイジャーが放ったフェンス際への打球をジャンピングキャッチし、7回表にもレイノルズの打球を好捕するなど、守備面で良い動きを見せた。ただし、打撃面ではセカンドゴロ、ショートゴロ、レフトフライで3打数ノーヒット。第4打席で代打を送られ、今季の打率は.229、OPSは.640となった。

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