インディ500走行2日目は2番手と順調な佐藤琢磨「トラフィックでのスピードに満足している」

 インディアナポリス・モータースピードウェイで開催されている第104回インディアナポリス500マイルレース。2日目となる13日のプラクティス走行で、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は2番手と好スピードを記録した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でスケジュールが大幅に変更されたインディカー・シリーズ。伝統の一戦、インディ500も5月末から8月23日決勝レース開催へと変わった。

 12日水曜日からプラクティス走行がスタートし、走行1日目は13番手に終わった佐藤琢磨。2日目は、序盤で39秒台に入る225.693mphを記録しトップに立った。

 プラクティス終盤まで琢磨のスピードは破られなかったが、最終的にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がトップスピードを記録。この日の琢磨は122周を走行して、2番手と好位置につけてセッションを終えた。

「とてもうれしいですね。かなり生産的な一日だったと思います。スコアボードのトップにいるのは素晴らしいし、2番手もいい感じです。なにも意味はありませんが、クルマにとてもグリップがあることの反応だと思います」

「大きなトウに入り、ニュータイヤで前を追いかけることができる。そのスピードは、単独走行のシチュエーションとはかけ離れているけど、僕はそのスピードにかなり満足しています」

「エアロスクリーンが導入され空気効率が低下しているので、今年はトラフィックでの走行がとても難しく、オーバーテイクも困難です。僕たちはいいペースに着けられたと思います。全体的にもとてもいい一日でした」と琢磨はコメントしている。

 インディ500の走行は、14日にファストフライデイを迎え、15日から予選がスタートする。

 日本では、第104回インディ500の決勝レースを8月24日午前2時からGAORA SPORTSで生中継が予定。日本期待の佐藤琢磨、そして注目のフェルナンド・アロンソがどのような結果を見せるのか、こうご期待!
 

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