ドジャース・ベッツ 歴代最多タイとなる6度目の1試合3本塁打

ムーキー・ベッツ(ドジャース)が日本時間8月14日のパドレス戦で自身6度目の1試合3本塁打を記録し、ジョニー・マイズとサミー・ソーサが持つメジャー記録に並んだ。ベッツはまだ27歳。今後メジャー新記録を樹立する可能性は十分にありそうだ。

ベッツは過去に、2016年5月31日のオリオールズ戦、2016年8月14日のダイヤモンドバックス戦、2018年4月17日のエンゼルス戦、2018年5月2日のロイヤルズ戦、2019年7月26日のヤンキース戦(いずれも現地時間、レッドソックス時代)で1試合3本塁打を記録。アレックス・ロドリゲス、マーク・マグワイア、デーブ・キングマン、カルロス・デルガド、ジョー・カーターと5度で並んでいた。

ベッツは2回裏にパドレス先発のクリス・パダックから5号2ランを放つと、4回裏に2番手のルイス・ペルドモから6号ソロ、5回裏には再びペルドモから7号2ラン。ドジャース移籍後初の1試合3本塁打を達成し、通算6度はメジャー歴代最多タイとなった。

マイズが通算359本塁打、ソーサが通算609本塁打を記録していることを考えると、今日の3本を加えて通算146本塁打のベッツが6度も1試合3本塁打を達成しているのは驚異的。5度達成のロドリゲスは通算696本塁打、マグワイアは通算583本塁打、キングマンは通算442本塁打、デルガドは通算473本塁打、カーターは396本塁打を放っており、ベッツの通算本塁打の少なさは群を抜いている。逆に言えば、ベッツの1試合での爆発力は凄まじい。

開幕直前に12年3億6500万ドルという巨額の契約延長を手にしたベッツだが、今季7号を打った時点で打率.310、OPS1.062と超大型契約に見合うだけの働きを見せている。まだ27歳で、今年10月にようやく28歳の誕生日を迎えるベッツ。今季も含め、ドジャースで過ごす13年のあいだにさらなる伝説を築いていくことだろう。

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