【入門】パブリック・エネミーのオススメ曲10選

33年前にデビューアルバム「Yo! Bum Rush the Show」をリリースしたPublic Enemy(パブリック・エネミー)。デビュー当時からメッセージ性の強い楽曲を多くリリースしてきた彼らは、その後のアーティストたちにも強い影響を与え、ヒップホップという音楽ジャンルのメッセージ性をより社会的なものとした。

 彼らの革命的な内容は幅広く評価されており、2013年にはロックの殿堂入りも果たしている。  

今回はそんなベテランたちの人気の10曲を紹介したい。  

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・Bring The Noise

YouTube:Bring The Noise - Public Enemy ( Original Video )

YouTube:Anthrax & Public Enemy - Bring The Noise (Official Video) 

映画「レス・ザン・ゼロ」のサウンドトラックに収録されている楽曲。メタルバンドAnthrax(アンスラックス)とのコラボバージョンも要チェックである。

・Welcome To The Terrordome

YouTube:Public Enemy - Welcome To The Terrordome

こちらの楽曲は、パブリック・エネミーの最重要アルバムの一つと言っても過言ではない「Fear of a Black Planet」に収録されている。

・Can’t Truss It

YouTube:Public Enemy - Can't Truss It (Official Music Video) 

企業の世界と、奴隷制を比較した楽曲。ミュージック・ビデオの映像も相まって、メッセージ性の強い作品となっている。

 ・Don’t Believe The Hype 

YouTube:Public Enemy - Don't Believe The Hype (Official Music Video) 

パブリック・エネミーはこちらの楽曲でメディアを批判している。 

・Shut Em Down

 YouTube:Public Enemy-Shut'em Down

こちらもメッセージ性の強い楽曲となっており、メンバーのChuck Dはコーポレートアメリカや資本主義についてラップしている。

・Burn Hollywood Burn 

YouTube:public enemy - burn hollywood burn ( HQ ) 

Ice CubeとBig Daddy Kaneが参加した豪華な楽曲であるが、「Burn Hollywood Burn」はChuck DがIce Cubeの「AmeriKKKa’s Most Wanted」をプロデュースすると決めたきっかけにもなった楽曲だったようだ。

・Black Steel In The Hour Of Chaos 

YouTube:Public Enemy - Black Steel In The Hour Of Chaos 

こちらも、パブリック・エネミーの最もパワフルな楽曲の一つと言っても過言ではないだろう。米国政府やその刑務所のシステムなどについてラップしている。アメリカの刑務所のシステムについては「13th」というNetflixドキュメンタリーが大量投獄の歴史に踏み込んでいるため要チェックである。 

・Public Enemy No. 1 

YouTube:Public Enemy -- Public Enemy Number One (Live '87) 

パブリック・エネミーの有名なデビューシングル。そのユニークなサウンドは彼らのトレードマークとなり、その名を広めるきっかけとなった。

・Rebel Without A Pause 

Public Enemy - Rebel Without A Pause [HD] 

アルバム「It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back」のシングルとしてリリースされた楽曲。同作品の中でも最も人気な楽曲の一つである。 

・Fight The Power 

YouTube:Public Enemy - Fight The Power Spike Lee(スパイク・リー)のクラシック映画「Do The Right Thing」のテーマとしても有名な楽曲。BET Awards 2020で披露されたNasやラプソディーなどのラッパーがゲスト参加したリミックス版も要チェックである。

 参考: Hip Hop Golden Age  

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