【新型コロナ】神奈川で新たに117人の感染を確認 クラスター関連相次ぐ

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、神奈川県内で14日、新たに未就学~90代の男女117人の感染が明らかになった。感染経路不明は53人で、クラスター(感染者集団)に関連した新規感染者が相次いだ。1日当たりの感染者数が100人を上回るのは2日連続。

 厚木市の湘南厚木病院(同市温水)では、入院中の40~90代の男女14人が感染。陽性が判明していた30代女性職員の濃厚接触者とされ、県はクラスターと断定、特別チームを派遣した。

 横浜市では、市内で過去最多の55人の感染が判明。済生会横浜市南部病院(港南区)で20~40代の看護師6人と80代患者の計7人の女性が感染し、市はクラスターが起きたとみている。クラスターが発生した川崎市内の幼児教室に勤める30代女性と教室に通う未就学児3人の感染も分かった。

 逗子市でも、クラスターが起きた介護福祉施設で90代女性入所者の感染が確認され、同施設の感染者は計15人となった。

 川崎市では、保育士3人が陽性とされた木下の保育園・武蔵中原(中原区)で、初めて園児の感染が確認された。

 このほか、横浜市に住む横浜地裁小田原支部の30代男性書記官、川崎市居住で農林水産省の20代女性職員、横浜市戸塚区役所の60代男性職員らの感染も明らかになった。

 また、県は児童10人を含む14人が感染した厚木市立依知南小学校(児童数495人)の全児童を検査することを決めた。

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