消防の高来、多良見両分署建て替え検討 長崎県央広域組合

 諫早、大村、雲仙の3市で構成し、消防救急業務などを担う長崎県央地域広域市町村圏組合(管理者・宮本明雄諫早市長)が諫早消防署高来、多良見両分署の庁舎建て替えを検討していることが明らかになった。
 庁舎の建設は構成市が土地を提供し、同組合が建物を建設する仕組み。同組合によると、高来分署(同市高来町)が1972年、多良見分署(同市多良見町)は73年に建設され、老朽化が進行。同組合は、建て替え候補地の選定を諫早市に要請したという。
 宮本管理者は、築48年の小浜消防署(雲仙市小浜町)の建て替えも含め、「雲仙市から用地選定に関する正式な回答を得ていないが、高来、多良見両分署(の建て替え)を待たせることもできない」としている。

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