インディアンス・ビーバーがまたも快投 今季5先発で54奪三振

インディアンスのシェーン・ビーバーが敵地コメリカ・パークでのタイガース戦に先発し、2回裏から5回裏にかけて対戦した10人の打者から9個の三振を奪うなど、7回98球を投げて被安打3、奪三振11、与四球1、無失点という見事なピッチングを披露。チームを勝利に導き、自身は今季4勝目(0敗)をマークした。開幕からの5先発で奪った54三振は歴代3位タイの好成績である。

今季のビーバーは、開幕からの5先発で14-13-8-8-11と合計54奪三振を記録。これは1973年のノーラン・ライアン、2001年のペドロ・マルティネスと並び、1978年のライアン(59奪三振)、1999年のランディ・ジョンソン(55奪三振)に次ぐ歴代3位タイの数字である。また、3対1でタイガースを破ったインディアンスは、昨年から続く同カードの連勝が19となった。

前日にソニー・グレイ(レッズ)が今季45奪三振で両リーグ1位に躍り出ていたが、ビーバーは今季54奪三振としてその座に再浮上。3度の2ケタ奪三振は今季両リーグ最多となっている。メジャー2年目の昨年は自己最多の15勝を挙げ、初出場のオールスター・ゲームでMVPに選出されるなど飛躍を遂げたが、今季はさらにステップアップした姿を見せており、サイ・ヤング賞に手が届く可能性もありそうだ。

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