ポールのハミルトン「タイヤトラブルは再発しないと思うが断言はできない」メルセデス【F1第6戦予選】

 2020年F1スペインGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンはキャリア92回目、シーズン4回目、スペインGPでは5回目のポールポジションを獲得した。

 Q1では1分16秒872、Q2では1分16秒013、Q3では1分15秒584で、すべてのセッションにおいてソフトタイヤでトップタイムをマークした。2番手バルテリ・ボッタスとの差は0.059秒だった。

2020年F1第6戦スペインGP ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)とフィジオのアンジェラ・カレン

■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1番手
 チームにとって素晴らしい結果であり、努力し続けている皆に感謝している。今日はとても暑く、突風もあって難しいセッションだった。

 夜の間にいくつか変更を加えたところ、前進が見られた。予選各セッションの最初のアタックラップでは満足いく走りができたと思う。Q3最初のラップは堅実なものだったが、多少改善の余地があった。でも、2回目のアタックラップは特段素晴らしい出来ではなく、タイム更新できなかったのが残念だ。終盤、バルテリとはとても僅差で、0.001秒が重要になるような、全く油断できない状況だった。

 レースの筋書きはまったく別物になるので、明日は大きな挑戦に直面することになるだろう。1周の速さでは僕らが優勢だと思うが、レッドブルのレースペースは強力だし、1コーナーまでは距離が長い。厳しい戦いになると予想している。

(予選後の会見でタイヤに関して聞かれ)先週と同じ問題が発生するとは思っていないけれど、実際にレースを走ってみるまでは分からない。気温は高いが、(前戦よりは)ハード側のコンパウンドが選ばれているので、それが助けになることを祈るよ。明日問題が起きるとは思っていないが、様子を見ていこう。

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