ブルーイノベーションとレスター、現場業務リモート化ソリューション共同プロジェクト「SccS」スタート

図(1)自動運転ロボット(ドローン、AGV、ロボット等)を活用したIoTソリューション提供体制

ブルーイノベーション株式会社と株式会社レスターホールディングスの子会社である株式会社レスターエレクトロニクス(以下:レスター)は、物流業務省力化・在庫管理、プラント・工場内点検、AI・画像認識検査等のトータルソリューションを展開する共同プロジェクト「SccS(Solving customer concerns with Sensing)」をスタートさせ、喫緊の課題である「Withコロナ」に対応し、現場における業務のリモート化(無人化)実現に向けた取組みを開始する。

「SccS」は、幅の広い選択肢の中でソリューションに最適なハードウェアとソフトウェアの融合を可能とし、物流倉庫、工場・プラント、小売業等といった現場部門でのIoT化、データ収集、報告書作成といった幅広いニーズに応える、省人化・無人化を可能にしたトータルソリューション。

現在、業務のテレワーク化は急速に普及しているが、現場では多くの課題が残っており、普及にはほど遠い状況だという。図(1)の通り、レスターは、エレクトロニクス商社としての知見と技術力を活かして、幅広いパートナーの中から最適なセンサー、エッジAI、ロボット、5G通信等の最適なハードウェアを選定する。

一方、ブルーイノベーションはBEPにより、ドローン・ロボットを遠隔で制御管理する部分を担当し、さらにドローン・ロボットに搭載されたセンサーの情報をBEPと連携する人工知能(AI)で解析し、ソリューションを提供する。

図(2)ドローン・ロボット・センサーの活用によるプラットフォーム導入イメージ

図(2)の通り、具体例としては、「AIセンサーや3D画像センサー等の高性能・高機能センサーを用いて状況判断をしながら適切な処理をおこなうことで、空きスペースや、非常に作業精度の高いドローンによる物流倉庫内での棚卸作業が実現できる」等がある。より高精度なデータを得るために多様なセンサーのニーズは高まっており、ソリューションの幅を広げるために、センサーメーカー等がパートナーとして参画できる制度を構築し、今後広く募集する予定だとしている。

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