エルヴィス ・プレスリーの命日(8/16)にあわせて、エド・サリヴァン・ショー出演映像が公開

Photo: Steve Oroz/Michael Ochs Archives/Getty Images

8月16日、最も偉大なロックンロール・アイコンの1人であるエルヴィス ・プレスリー(Elvis Presley)の命日にあわせて、『エド・サリヴァン・ショー(The Ed Sullivan Show)』の公式YouTubeチャンネルにて、彼の過去3度にわたる出演回からのパフォーマンス映像が順次公開となり、その第一弾として「Hound Dog」が公開となった。日本時間8月18日午前5時には「Don’t Be Cruel」が公開となる。

“キング・オブ・ロックンロール”と呼ばれたエルヴィス・プレスリーはポップ・カルチャーにおける伝説であり、エルヴィス ・プレスリーがアメリカで最も人気だった番組『エド・サリヴァン・ショー』に初出演した回は、当時のテレビ視聴者の3分の2以上である約6000万人が視聴し、彼を王座へとのし上げるのに一役買った。

彼の長年の友人で、仕事仲間でもあったジェリー・シリングは、2020年8月6日に行われたアンドリュー・ソルトとの最近独占インタビューの中で次のように語っていた。

「エド・サリヴァン・ショーへの出演は、エルヴィスにとって全てを意味していました。3度目の出演回の終わりに、エド・サリヴァンがエルヴィスのもとに行き、“エルヴィス・プレスリーとこの国に言いたかったのは、彼が本当に礼儀正しく、立派な青年だと言うことです。この番組では、過去にも大物アーティストたちを迎えてきましたが、あなたの時ほど楽しい経験をしたことはありません。どのパフォーマンスも大変良かった。この素晴らしい青年に盛大な拍手を送りましょう”と彼を称えました。その時のエルヴィスの目を見れば、自分が受け入れられたことを知り、心から誇らしく思っていたのがわかります。エドは彼に太鼓判を押したのです」

『エド・サリヴァン・ショー』が1971年6月6日の夜に最終回を迎え、テレビの視聴者を魅了してから約50年の歳月を経て、2020年6月12日、同番組が正式にストリーミング・サービス界に参入することが発表された。 米CBSで23年間にわたってゴールデンタイムに放送されていた歴史的テレビ番組『エド・サリバン・ショー』の過去のパフォーマンスやゲスト出演映像が初めて全世界のストリーミング・サービスで視聴できるようになり、エルヴィス ・プレスリーの出演回は、同番組のファンのために定期的に配信されている何千ものクリップの中に含まれている。

エルヴィス・プレスリー・エンタープライズのオーナーで、オーセンティック・ブランズ・グループのエンターテイメント担当EVPであるマーク・ローゼンはこう述べている。

「エルヴィス の多次元的なパフォーマンスは、世界中の聴衆に影響を与え、反響を呼び続けています。彼の歌手デビューから60年以上が経った今尚、エド・サリヴァン・ショーのようなエルヴィスの最も記憶に残るテレビ出演の中から、隠された宝石を発掘し続けられているのは素晴らしいことです」

SOFAエンターテイメントの社長であるジョッシュ・ソルトは、「UMeと提携して、これらのエルヴィス ・プレスリーのパフォーマンス映像を既存のファンや未来の世代に向けて配信できることを大変嬉しく思っています」と語った。

2020年8月16日には、1977年に亡くなったプレスリーの命日を追悼するために、彼が3度にわたって出演した同番組からの映像の配信がスタートし、9月には、1956年9月9日に放送されたエルヴィス ・プレスリーの初出演時のパフォーマンス映像が、そしてエルヴィス・プレスリーの人生の中で特別な月だった10月には、さらなる映像が配信される予定だ。彼が初めて公の場でパフォーマンスしたのは1945年、10歳の頃だったが、1958年10月には陸軍兵士としてドイツに駐留した。『エド・サリヴァン・ショー』への2度目の出演は1956年10月28日で「Love Me Tender」の心のこもったパフォーマンスは大衆を魅了した。

毎週日曜日の夜に放送されていた“エド・サリヴァン・ショー”は、世界中の人気アーティストたちのパフォーマンスを放送し、アメリカのお茶の間に新たな才能を紹介した。同番組は、エルヴィス・プレスリーをはじめ、スティーヴィー・ワンダー、ザ・バンド、ビーチ・ボーイズ、ザ・ビートルズ、ジャクソン5、ママス&パパス、シュープリームス、ザ・ローリング・ストーンズといったスーパースターたちによる、初期または最初のテレビ・パフォーマンスをいくつかを放送したことでも知られている。

Written By Tim Peacock

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