【新型コロナ】大磯「港の駅」開業、21年3月に延期 コロナ禍で工期遅れ

大磯港の南側に建設中のにぎわい交流施設=大磯町大磯

 神奈川県大磯町が“港版・道の駅”として整備を進めている「大磯港にぎわい交流施設」の全面開業が、新型コロナウイルス感染症の影響による工期の遅れから、約8カ月ずれ込み来年3月下旬となることが17日、分かった。施設内物販店への出品を希望する地元農業事業者らの応募も不振で、目標の6割にとどまっている。

 施設は大磯の新たな観光の核として当初、今年7月に東京五輪・パラリンピックの開幕に先立ちオープン予定だった。しかし、建設地の大磯二宮漁業協同組合の解体工事の手続きが遅れたことに加え、新型コロナの影響で作業が停滞。完成時期が今年3月から11月に延びた。完成後は従業員の研修に2カ月かけ、2021年2月からは内覧会や人数を制限して限定的に営業。同3月末の全面開業を目指す。

© 株式会社神奈川新聞社