開幕4週目の週間MVPに絶好調のロウとソトが選出

メジャーリーグ機構は日本時間8月18日、開幕4週目の週間MVPの受賞者を発表し、アメリカン・リーグはブランドン・ロウ(レイズ)、ナショナル・リーグはフアン・ソト(ナショナルズ)が選出された。26歳のロウと21歳のソトはともに今季がメジャー3年目のシーズンで、いずれもキャリア初の週間MVP受賞となった。

ロウは7試合に出場して打率.448、長打率1.000を記録するなど打撃好調で、レイズの選手としては2016年のエバン・ロンゴリア(現ジャイアンツ)以来となる4試合連続本塁打をマーク。長打になりやすい初速と角度で放たれた打球を「バレル」と呼ぶが、ロウは「バレル」を今季12本記録しており、これは両リーグ最多タイの数字である。この数字が示すように、今季のロウはボールを強く叩くことができており、ここまで22試合に出場して打率.338、7本塁打、20打点、OPS1.142という好成績を残している。

一方のソトは打率.462、長打率1.077とロウを上回る好成績をマーク。日本時間8月11日に自己最長となる463フィート(約141メートル)の特大アーチを放ったが、その2日後には466フィート(約142メートル)の一発をかっ飛ばし、自己記録をさらに更新した。新型コロナウイルスの影響で出遅れたものの、1週間で5本塁打、今季出場した11試合で6本塁打を放つなど、その打棒は凄みを増しており、デーブ・マルティネス監督は「彼は受賞に相応しいよ。信じられないような1週間を過ごしたからね。彼は毎日より良い選手になりたいと思っているんだ。彼の存在は我々のチームや我々の打線にとって非常に大きい」とソトの活躍ぶりを絶賛している。

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