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カトリック長崎大司教区の女性職員が聖職者からパワハラを受けたとして労災申請したことなどを踏まえ、「カトリック神父による性虐待を許さない会」は16日朝、浦上天主堂(長崎市本尾町)の前で抗議行動を実施した。
労災申請した職員は、信徒から聖職者による性被害などの相談を受ける立場だった。同会は「性虐待を受けた被害者に寄り添わない相談室は閉鎖を」と記したビラを信徒に配布し、被害者への確実な支援の必要性を訴えた。同会の事務局を務める竹中勝美さん(63)によると、約90人に配布した。
ビラを受け取った80代男性は「教会は封建的なところがある。どうにかしないといけない」と話した。
この日、竹中さんと大司教区の聖職者の面会が急きょ実現。竹中さんによると、ビラの内容や今後の活動などについて話したという。竹中さんは取材に対して、「信徒、聖職者は沈黙せず、なすべきことを実行してほしい」と述べた。