2018年ドラフト全体1位指名右腕・マイズがメジャー昇格

タイガースが日本時間8月18日から始まる敵地ギャランティードレイト・フィールドでのホワイトソックス4連戦のなかで、ケーシー・マイズ、タリク・スクーバル、アイザック・パレイデスという3人の有望株をメジャーデビューさせる方針であることが明らかになった。パレイデスは18日の試合に「8番・サード」で先発出場。スクーバルは19日、マイズは20日の試合に先発する予定となっている。

マイズは2018年のドラフトで全体1位指名を受けて入団したトップ・プロスペクトで、「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングでは球団2位・全体8位にランクイン(球団1位は2020年ドラフト全体1位のスペンサー・トーケルソン)。プロ2年目の昨季はA+級とAA級で合計21試合に先発して109回1/3を投げ、8勝3敗、防御率2.55、106奪三振の好成績をマークした。90マイル台中盤の速球と威力のあるスプリッターやスライダーを安定したコントロールで投げ込むピッチングでエース候補として期待されており、メジャーデビュー戦のピッチングには大きな注目が集まりそうだ。

一方のスクーバルは2018年ドラフト9巡目(全体255位)指名で入団し、前述のプロスペクト・ランキングでは球団5位・全体50位にランクイン。昨季はA+級とAA級で合計24試合に先発して122回2/3を投げ、6勝8敗ながら防御率2.42、179奪三振という素晴らしい成績を残した。2019年シーズン開幕前のプロスペクト・ランキングでは球団20位に過ぎなかったが、昨季の急成長によって一気に評価を上げた形だ。こちらも将来の先発ローテーションの一角を担う存在として大きな期待を背負っている。

パレイデスは18日のホワイトソックス戦、4回表二死満塁のチャンスで回ってきた第2打席でレフトへの2点タイムリーを放ち、メジャー初安打初打点を記録。昨季はAA級で127試合に出場して打率.282、13本塁打、66打点、OPS.784をマークしていた。

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