AIG損保、「水災時のドローン活用浸水算出モデル」等の取組みが「Insurance Asia Awards 2020」受賞

AIG損害保険株式会社(以下:AIG損保)は、「水災時のドローンを活用した浸水算出モデル」「中小企業の事業継続とリスクマネジメント支援」の2つの取組みが、「Insurance Asia Awards 2020」の「Claims Initiative of the Year」と「CSR Initiative of the Year」を受賞したことを発表した。

「Insurance Asia Awards 2020」は、シンガポール、香港およびフィリピンを拠点とするCharlton Media Groupが主催し、アジア各国の保険会社の卓越した商品、サービスおよび取組みを表彰するもの。今回、AIG損保が受賞した取組みは下記の通り。

■賞の名称

Claims Initiative of the Year

■受賞した取組み概要
「Remote-sensing model」

台風や豪雨などによる大規模水害が発生した際、浸水被害が集中している地域をドローンで空撮し、リモートセンシング技術を用いて、契約物件の浸水状況を把握する仕組み。ドローン画像より生成したデジタル地表モデルと当社社員(ドローンパイロット等)が測定した当該地域内の測定地点での浸水深度を組み合わせ、浸水被損害状況を把握する。

従来は、担当者が契約物件を一件一件訪問して浸水被害状況を確認していたため、損害の認定までに時間を要していたが、同モデルでは、ドローンによる30分~1時間程度の空撮とサンプル地点の深度測定のみで浸水被害状況の確認が可能となる。このように浸水被害状況を効率的に確認することによって、保険金の迅速な支払いを実現する。

昨年、東日本に甚大な被害をもたらした台風19号では、当モデルを活用し損害認定当日に支払いまで完了する事例もあった。今回は、大規模災害時において、ご契約者の生活を早期に再建する為の支援につながる取組みであることが評価され、保険金支払いに関する優れた取組みに与えられる「Claims Initiative of the Year」を受賞した。

■賞の名称
CSR Initiative of the Year

■受賞した取組み概要

「SME Resilience+Project」

2019年7月に中小企業の事業継続力を強化するための法律「中小企業強靭化法」が施行され、中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が認定する「事業継続力強化計画」認定制度が開始された。

これに伴い、中小企業を主要マーケットとする当社は、(1)中小企業ビジネスに関するリスク情報の提供 (2)リスクコンサルティング(3)リスクファイナンスの3つを柱とするSME Resilience+Projectを2019年8月に立ち上げた。損害保険会社としての保険金支払いを通じた中小企業支援に加え、これらの取組みが、社会的貢献性の高い取組みであると評価された。

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