日本ハムの樋口は本塁打や打率、打点、出塁率などでリーグトップ
6月19日に開幕し、早くも2か月ほどが経過したプロ野球。セ・リーグは巨人が首位を快走し、パ・リーグではソフトバンクと楽天が激しく首位の座を争っている。
新型コロナウイルスの感染拡大により、開幕が遅れて120試合制で行われる2020年シーズン。レギュラーシーズンは11月初旬まで予定されており、残り2か月半ほどが残されている。
今季は連戦が続くだけに選手への負担も大きい。チームとしての選手層の厚さもペナントレースの行方を大きく左右すると見られている。では、各球団のファームで結果を残す楽しみな選手はどれだけいるのか。ファーム成績から今後が楽しみな野手を探ってみよう。(成績は17日時点)
・日本ハム:樋口龍之介内野手、海老原一佳外野手
イースタン・リーグで一際目を引く好成績を残しているのが日本ハムの育成選手2人。樋口はリーグトップの9本塁打、海老原がこれに続く8本塁打を放っている。特に樋口は本塁打のほかに打率、出塁率、長打率、打点、安打数、二塁打数などもリーグトップだ。2018年のドラフトで初めて育成選手を指名した日本ハム。その第1号が海老原で、樋口は2期生となる。早期の支配下昇格の可能性もあり得るだろう。
阪神の井上はウエスタン・リーグトップの4本塁打を放つ
・阪神:井上広大外野手
地元の履正社高校からドラフト2位で入団した期待の大砲候補。ルーキーながら、ウエスタン・リーグで最多となる4本塁打を放っており、その存在感を発揮している。打率は.228と高くなくまだ荒削りな面もあるが、まだ1年目。球界を代表するような右の大砲となるべく、大きく育ってもらいたい。
・西武:佐藤龍世内野手
2018年のドラフト7位で入団した佐藤。今季はここまで1軍出場はないが、2軍で好結果を残している。ここまで打率.303、5本塁打と上々の成績。高木渉や川越誠司、鈴木将平といった若い面々が1軍でプレーしており、佐藤もこれに続く存在となるかもしれない。
・オリックス:中川圭太内野手、杉本裕太郎外野手
すでに今季2度、登録を抹消されている中川だが、ウエスタン・リーグではここまで23試合に出場して打率.317、3本塁打23打点と結果を残す。大砲として期待される“ラオウ”杉本もここまで打率.347、3本塁打と好成績を残している。現在最下位に沈むオリックスだけに、彼らに起爆剤として期待してもいいのかもしれない。
また、上記の選手の他にも、開幕1軍から外れたソフトバンクの内川聖一内野手が打率.417の高打率をマークし、楽天の岩見雅紀外野手も打率.346で3本塁打、岡島豪郎捕手も打率.370と好成績を残している。ここから夏場、そして終盤戦にかけて、この中からチームを救う存在となる選手は出てくるだろうか。
【動画】イースタンで打率、本塁打、打点トップ! 日本ハム樋口龍之介が放った豪快逆方向弾の映像
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(Full-Count編集部)