オフィスキュー×札幌交響楽団、新しい音楽が生まれる瞬間に迫る

HBC北海道放送で8月22日に「交響曲第CUE番 ともに生きよう」(午後4:00、北海道ローカル)が放送される。高い芸術性を誇る北海道のオーケストラ・札幌交響楽団と、北海道が誇る演劇集団・TEAM NACSが所属する「クリエイティブオフィスキュー」。北の地に生まれ育った二つのアーティスト集団が手を組み、新型コロナウイルスの時代を打ち破ろうとする音楽が生まれる瞬間を追う。

2020年、全世界を襲った新型コロナウイルスは、芸術やエンターテインメント分野の営みも奪い、アーティストと観客は共感・共有の場を失ってしまった。TEAM NACSのリーダー・森崎博之がイベントのために作詞・作曲した「ともに生きよう」も、コロナの影響でイベントが延期となり、大泉洋らがリモート収録で歌う様子を公開していた。

そこで「オフィスキュー」は、同じく演奏の場を失い、困窮している札幌交響楽団と共にオーケストラバージョンを作成。ジャンルを越え、観客に音楽の力を届けようと決意する。

ある夏の日、これまでリモートでしか演奏ができなかった札響団員35人と森崎がホールに集まった。札響版「ともに生きよう」の収録だ。5カ月ぶりの本格的なオーケストラの演奏に挑む団員の思いは。楽器はどんな音色を響かせるのか。そして、大泉らの歌声とどう合体するのか。

「オフィスキュー」と札幌交響楽団。それぞれの黎明期からの貴重な映像を交え、二つが交わった歴史もひもときながら、新しい時代を生きる新しい音楽が生まれる瞬間に迫る。

© 株式会社東京ニュース通信社