抜群のスタイルで魅了した3代目 プリメーラ
2001年のフルモデルチェンジによって3代目となった日産 プリメーラは、コンパクト路線だった2代目から心機一転、エレガントなミディアムサイズセダン・ワゴンとなった。全長と全幅を拡大し3ナンバーサイズとなり、初代と2代目のスポーティーな印象から流麗なスタイルへと変貌したのだ。
前端から後端まで流れるようなフォルムは、賛否両論あったものの3代目 プリメーラの美しいスタイルは、経済産業省グッドデザイン賞「金賞」やドイツのレッド・ドット・デザイン賞などデザイン賞を多数獲得した。
ステーションワゴンの人気低迷により歴史に幕
エンジンは、2000ccと2500ccのガソリンエンジンを日本仕様に設定し、海外仕様には2200cc・1800ccのディーゼルエンジンと1600ccのガソリンエンジンを搭載。スタイルの変化とボディサイズの拡大があったものの、スポーティーな走りは3代目でも健在だった。
2000年頃から押し寄せてきたミニバンやSUVの流行により、セダンやステーションワゴンの需要が低下し販売は苦戦、2005年には国内での販売を終了するが、欧州では2007年まで販売された。
スペックや価格
■全長×全幅×全高=4,565mm×1,760mm×1,480mm(セダン)
■エンジン
・直列4気筒 2000cc DOHC QR20DE型
・直列4気筒 2500cc DOHC QR25DD型
・直列4気筒 2000cc DOHC SR20VE型
・直列4気筒 1800cc DOHC QG18DE型
■駆動方式:前輪駆動/四輪駆動
■トランスミッション:4速AT/6速MT/CVT
■ボディタイプ:4ドアノッチバックセダン/5ドアステーションワゴン
■販売期間:2001年~2005年
■価格:204万9000円~249万円(2001年式セダン)
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