八代亜紀、親交のあった渡哲也さんをしのぶ。「歌手として誰にもまねできない『渡哲也の世界』があった」

八代亜紀が、かねて親交があり、8月10日に急逝された渡哲也さんへの追悼コメントを発表し、BS11で9月24日放送の「八代亜紀 いい歌 いい話」(木曜午後8:00)では、渡さんの特集コーナーをおくる。

渡さんと固い絆で結ばれていた石原裕次郎さんと一緒に、13曲ものデュエット曲をリリースしている八代。渡さんとは石原さんを通しての付き合いで、その誠実な人柄に折に触れ接してきたという。

八代は「渡哲也さんがお亡くなりになってしまってから、ずっとショックが続いています。本当に優しくて、あんなに優しい方がどうして早く逝ってしまうのかなっていう気がすごくします。いつも裕次郎さんよりも2歩下がられたぐらいの位置で、多く語らずして、すてきな笑顔で迎えてくださいました」と故人をしのぶ。

さらに、「すごく印象に残っているのは、裕次郎さんがご病気で入院された時に、私がお見舞いに病院に行きましたら、ちょうど検査に入られた時で、裕次郎さんにお会いできなかったんです。その時に渡さんが対応してくださって、すごく恐縮されて、裕次郎さんはこういう病気でと詳しく説明してくださって、『今検査に入ったばっかりですみません』って丁寧に丁寧に謝ってくださって」とその人柄を明かす。

また、渡さんの人間性に触れて「大スターってこうなんだなって、本当にそう思いました。ああ、こういうすてきな人間にならなきゃって勉強になりました。歌手としても誰にもまねできない『渡哲也の世界』があって素晴らしかったですね。本当に残念です」と思いをはせた。

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