ブルージェイズがタイブレーク制す 山口1回2/3を1失点

【ブルージェイズ8-7オリオールズ】(延長10回タイブレーク)@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

ブルージェイズはオリオールズに4点差を追い付かれたものの、10回表一死三塁からルルデス・グリエルJr.のファーストゴロの間に三塁走者が生還(記録は野選+エラー)して勝ち越しに成功。オリオールズ側の走塁死もあってこの1点を守り抜き、タイブレークの末にオリオールズを8対7で破った。

ブルージェイズが有望株ネイト・ピアソン、オリオールズがウェイド・ルブラン(元西武)の先発で始まった一戦は、オリオールズがアンソニー・サンタンデールの8号2ランで先制したものの、3回表にブルージェイズのランドール・グリチックが4号同点2ラン。オリオールズは3回裏にサンタンデールの9号ソロで勝ち越したが、ブルージェイズは5回表にグリチックの2点タイムリー二塁打とトラビス・ショウの3号3ランで5点を奪い、試合をひっくり返した。

4点のビハインドを背負ったオリオールズは、5回裏にチャンス・シスコの3号2ランとレナト・ヌニェスの犠飛で3点を返し、7回裏には二死満塁から代打のハンザー・アルベルトがタイムリー内野安打を放って同点。しかし、タイブレークに突入した10回表にブルージェイズが勝ち越しに成功し、その1点が決勝点となった。

ブルージェイズは6番手のアンソニー・バース(元日本ハム)が2イニングを無失点に抑え、今季初勝利(0敗)をマーク。オリオールズ6番手のコール・スルサーに今季2敗目(1勝)が記録された。

ブルージェイズの山口俊は、ピアソンがシスコに3号2ランを浴びた直後、5回裏無死走者なしの場面で2番手として登板。リオ・ルイーズの二塁打と味方のエラーで一死三塁のピンチを背負い、ヌニェスの犠飛で1点を失ったが、イニングを跨いだ6回裏にはセドリック・マリンズとアンドリュー・ベラスケスから2者連続三振を奪った。1回2/3を投げて被安打3、奪三振2、無四球、失点1という内容。今季の防御率は7.50となった。

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