サイバーリンク、マスク検知・顔認証・体温測定に対応した顔認識ソリューション「FaceMe Health」を発表

現在、多くの施設において、訪問者がマスクの着用および発熱の有無を確認するために入館前に監視されたチェックポイントを通過するように整備されている。研究によると、マスクを着用することで新型コロナウィルスCOVID-19の感染を大幅に減らすことが示されているが、ほとんどの顔認証システムはマスクを着用すると機能しなくなる。CyberLink Corp.は、マスク検知・顔認証・体温測定を1つのプラットフォームに統合した新サービス「FaceMe Health」顔認識ソリューションを発表した。同ソリューションは、訪問者のマスクの着用および発熱の確認プロセスを自動化し、本人認証だけでなくマスクを着用しているかどうか、発熱の可能性があるかどうかの確認をスムーズに行うことができる。マスクを着用していない、マスクを適切に着用していない、または発熱の可能性がある場合は、システムが自動的に担当者に通知してより詳細な検査を行える。また、マスクで顔が見えない状況でもマスクの種類や材質、顔の角度、人種に関係なく最大95%の精度で本人認証を行えるという。この認証システムは、マスクを不適切に着用(鼻が隠れていない等)していたり、マスクを着用せずに鼻や口を手で覆ってシステムを「騙す」などの行為も識別できる。

第8世代のIntel Core i3 プロセッサを搭載したエントリーレベルのPCで動作するため、柔軟な導入が可能だ。体温測定にはPC、USB接続のWebカメラ、サーマルカメラを用いて行う。また、温度センサーを搭載したIPカメラの一部機種にも対応し、IPネットワークを介して同ソリューションに接続し、体温測定を行うことができる。

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