ピレリスーパー耐久シリーズに参戦するBMW Team Studieは、9月4〜6日に開催される2020年第1戦の富士24時間で、20号車BMW M4 GT4のEドライバーとしてジョアオ・パオロ・デ・オリベイラを起用すると発表した。
2019年までGTワールドチャレンジ・アジアに挑戦してきたBMW Team Studieは、2020年はピレリスーパー耐久シリーズのST-Zクラスに2台のBMW M4 GT4を投入。木下隆之と砂子塾長のコンビに鈴木宏和を加えて20号車SS/YZ RACING with Studieとして参戦するほか、21号車にはチーム・サントメ・プリンシペwith Studieとして眞田拓海/高橋裕史/東風谷高史という3人を起用する。
当初3月に発表した参戦予定では、富士24時間では長年BMW Team StudieからスーパーGTに参戦してきたヨルグ・ミューラーを20号車のドライバーとして起用すると発表していたが、8月19日、チームはヨルグ・ミューラーのビザの取得、来日が叶わなかったため、新たにオリベイラを起用することを発表した。
2010年フォーミュラ・ニッポン王者のオリベイラは、2020年はスーパーGT GT300クラスでリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rをドライブしている。一方でWTCC世界ツーリングカー選手権やWTCR世界ツーリングカーカップにスポット参戦した経験もあり、ハコの実績もある。
BMW Team Studieにとっては、BMWを知り尽くすミューラーの来日が叶わなかったことは残念ではあるが、オリベイラ加入は非常に頼もしい存在となりそうだ。