昨季新人王のアルバレス 右膝の手術で今季終了

アストロズのダスティ・ベイカー監督は日本時間8月20日、記者陣に対して昨季新人王のヨルダン・アルバレスが右膝の手術を受ける予定であることを明らかにした。アルバレスは来週、右膝の膝蓋腱の部分断裂を修復する手術を受ける予定となっており、今季中の復帰は絶望。来春のスプリング・トレーニングからプレーを再開することになりそうだ。

新型コロナウイルスに感染した影響でチームへの合流が遅れていたアルバレスは、日本時間8月15日の今季初打席で1号3ランを放ったものの、右膝の不調の影響もあり、ここまで2試合の出場にとどまっていた。2試合に出場して8打数2安打(打率.250)、1本塁打、4打点、OPS.958。これが今季の最終成績となる。

ベイカーは「右膝の不調は彼をずっと悩ませていた。診断結果はスプリング・トレーニングのときと異なるものだった。手術はいつか受けなければならなかったと思う。我々は今(手術を)受けるべきだと判断した」とコメント。アルバレスが初めて右膝の不調を感じたのは昨季のことで、今春のスプリング・トレーニングでもその不調は続き、このタイミングで手術を受けることを決断するに至った。

アストロズはカイル・タッカー、エイブラハム・トロ、マイケル・ブラントリーといった複数の選手を指名打者で併用すると見られるが、ベイカーによると、右大腿四頭筋の違和感で戦列を離れているブラントリーは守備に就くことを希望しているという。よって、レフトにブラントリー、センターにジョージ・スプリンガー、ライトにジョシュ・レディック、指名打者にタッカーが入る形が基本の布陣となりそうだ。

現在23歳のアルバレスは昨年6月にメジャーデビューし、87試合に出場して打率.313、27本塁打、78打点、OPS1.067の好成績をマーク。OPSは新人ではメジャー史上最高の数字であり、満票でアメリカン・リーグの新人王に選出された。

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