マリナーズ 昨季球宴出場&30本塁打のボーグルバックをDFA

マリナーズは日本時間8月20日、ブレイデン・ビショップとサム・ハガーティの2選手をメジャーへ昇格させた。それに伴い、アート・ウォーレンがトレーニング施設へ降格となり、昨季30本塁打を放ったダニエル・ボーグルバックはDFAに。ボーグルバックはマイナー・オプションが切れているため、DFAという措置が取られることになった。

現在27歳のボーグルバックは2016年7月のトレードでカブスからマリナーズに加入し、同年9月にメジャーデビュー。徐々に出場機会を増やし、昨季は144試合で打率.208、30本塁打、76打点、OPS.780をマークしてオールスター・ゲームにも選出された。ところが、さらなる飛躍が期待された今季はここまで18試合に出場して打率.094(53打数5安打)、2本塁打、4打点、OPS.476と大不振。マリナーズはこのままボーグルバックを辛抱強く使い続ける必要はないとの判断に至ったようだ。

ボーグルバックの不振は今季に限った話ではなく、昨季前半戦に打率.238、21本塁打、51打点、OPS.881をマークしたのに対し、後半戦は打率.162、9本塁打、25打点、OPS.626と大きく落ち込んでいた。今春のオープン戦では打率.321をマークしていたが、シーズン開幕後はバットからほとんど快音が聞かれず、チーム再建中のマリナーズから見限られる形となってしまった。

DFAとなった選手は7日以内にトレードされるかウエーバー公示される必要があり、トレードが成立した場合やウエーバーでの獲得を希望する球団が現れた場合は移籍することになる。獲得を希望する球団が現れず、ウエーバーを通過した場合はマイナー降格もしくは解雇となるが、サービスタイムが3年未満のボーグルバックにはマイナー降格を拒否する権利がない。よって、トレードないしウエーバーでの獲得を希望する球団が現れなければ、マリナーズのマイナーにとどまることになるだろう。

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