北海道から沖縄 全国に高温に関する早期天候情報

きょう20日(木)も西・東日本、東北で厳しい暑さとなり、全国258地点で35℃以上の猛暑日となった(午後2時50分まで)。最高気温は、滋賀県東近江市で39.2℃まで上がり、1979年以降最も高温となった。そのほか、群馬県桐生市と埼玉県熊谷市で38.6℃、大分県日田市38.5℃、甲府市と京都市で38.4℃など(午後2時50分まで)。東京都心では、午後2時前に34.8℃を観測した。

週末は暑さゆるむが

高温に関する早期天候情報。

 東北南部、東・西日本は、21日(金)にかけても猛烈な暑さが続き、最高気温は内陸を中心に37℃前後まで上がる見込み。週末は湿った空気の影響で、全国的に雲が広がりやすく、これまでの猛暑はいったん途切れる地域が多くなりそうだ。ただし、これも一時的で、来週は暑さがぶり返す予想で、特に26日(水)頃からの5日間ほどは、全国的に気温が平年よりかなり高くなる見通し。  このため、気象庁は北海道から沖縄までの全地方に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物や家畜の管理、熱中症など健康管理に注意するよう呼びかけている。屋外での活動等では飲料水を十分に確保し、日陰を利用する熱中症対策を進めるよう心がけたい。人とのじゅうぶんな距離がとれる場合は、熱がこもりやすいマスクを外すなど、少しでも暑さを和らげる工夫が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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