【新型コロナ】横浜市で新たに38人の感染確認 中区のパブでクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、横浜市は20日、陽性と判明していた80代女性が死亡した、と発表した。また新たに、10歳未満から70代までの男女38人の感染が確認された。21人の感染経路が不明という。

 市によると、亡くなった女性は元々、人工透析を受けていた。背骨の病気のリハビリのため、7月21日に市内の病院に転院。その際の検査で、陽性と判明した。当初は無症状だったが、その後悪化した。

 一方、38人の症状は、中等症1人、軽症30人、無症状7人。年代別は、20.40代が各8人、30.50代が各7人、60代4人、10歳未満と70代が各2人。

 既に女性従業員の感染が確認されていた同市中区のパブでは、従業員12人のうち、6人が陽性と分かった。市はクラスター(感染者集団)が起きたとみて、店を通じて客に検査を受けるよう呼び掛けている。また最初に感染が確認された女性従業員の夫と未就学児の娘2人も感染した。

 市立特別支援学校の非常勤職員の50代女性は発症日の2日前から出勤しておらず、校内に濃厚接触者はいないという。

 20代の女性保育士は市内の福祉施設に勤務。市は濃厚接触者の職員6人と未就学児3人を検査している。

 30代女性は、市内の接待を伴う飲食店に勤務。50代男性は民間バス会社の運転手で、マスクの着用を徹底しており、濃厚接触者はいないという。

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