PCR検査を体験! 猶興館高生 長崎国際大薬学部から学ぶ

PCR検査を学ぶため、綿棒で皮膚の菌を摂取する生徒=佐世保市ハウステンボス町、長崎国際大

 長崎県立猶興館高(平戸市岩の上町)理数科の2年生10人が20日、佐世保市の長崎国際大薬学部で、新型コロナウイルス感染の有無などを判別するPCR検査法について学んだ。
 科学への関心を高め、自主的な課題発見・解決能力を育もうと、同高と同大が2008年から毎年連携して実施している。
 コロナ禍で迎えた今回、薬学部の教授や学生がDNAを増幅させて菌やウイルスの有無を調べるPCRの原理や検査工程などを説明。生徒たちは、人の皮膚に常にある菌を綿棒で摂取し、精密機器を使ってDNAを抽出する作業などを体験した。21日、検査結果を確認し、発表会やディスカッションをする予定。
 重富玉葉さん(17)は「PCR検査はテレビで知っていた。細かい作業工程だったので驚いた」と感想を話した。


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