
相模原納涼花火大会の打ち上げ会場の相模川河川敷が昨秋の台風で被害を受けたため、大会実行委員会は22日から、復旧費用をインターネットで募る取り組みを始める。返礼の花火を相模原市内で打ち上げることも計画。新型コロナウイルスの影響で中止となった今年の大会の代替イベントに位置付け、寄せられた金額に応じて開催回数を決める。
取り組みは、新型コロナで大会が中止となり、代替企画を模索する中で考案された。各地で祭りや花火大会が中止となり、感染拡大で落ち込んだ市民を元気づけようと「さがみはら元気花火」と銘打って行う。
例年の打ち上げ会場として使われてきた高田橋周辺(同市中央区水郷田名)の河川敷は、昨年の台風による増水で水没し、岩や土砂が堆積。打ち上げ場所や観客席、駐車場の安全確保が難しくなっていた。
バーベキューや魚釣りなどで河川敷を訪れる多くの人にも安全に利用してもらえるよう、実行委は復旧工事資金をインターネットで募る「クラウドファンディング」(CF)に取り組むことにした。