22日(土)雷雨に注意 23日(日)「処暑」猛烈な暑さは収まる見通し

21日(金)午後3時30分時点の最高気温

 きょう21日(金)は東日本や西日本で厳しい暑さとなり、午後3時30分までに全国247地点で35℃以上の猛暑日となった。同時刻までの最高気温は埼玉県比企郡鳩山町で39.4℃、大阪府豊中市、岡山県高梁市で39.3℃など。

 しばらく続いていた極端な暑さは、23日(日)頃には次第に収まる見込だ。

22日(土)大気不安定

22日(土)夕方の発雷確率

 四国沖にある低気圧が、関東沖へと進む見込み。このため、太平洋側では昼頃から局地的に雨や雷雨となるおそれがあり、天気の急な変化に注意したい。また、日本海側も湿った空気の影響で大気の状態が不安定となる見通し。一方、北海道は高気圧の圏内となり概ね晴れる見込み。

22日(土)午前9時の予想天気図

 また、沖縄の先島諸島の南海上に熱帯低気圧が発生する見通しで、沖縄付近は落雷や突風、急な強い雨に注意が必要だ。

 関東から西の地域では、最高気温35℃以上の暑さが続く。

23日(日)「処暑」

土日の天気と予想気温

 23日は二十四節気の「処暑」。暦の上では暑さが落ち着く頃となる。暦通り、これまで続いている猛烈な暑さは収まる見込み。

 太平洋側の雨雲の範囲が東北へ広がる予想で、ほとんどの地域で最高気温35℃以上の猛暑日の予想はなく、関東から西の地域で、30℃くらいを見込んでいる。

 ただ、東・西日本では最低気温25℃以上の熱帯夜が続くため、のどが渇いていなくてもこまめな水分補給を心掛ける、我慢せずに冷房を使用するなど熱中症対策が必要だ。

(気象予報士・崎濱綾子)

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