薬の宅配代行で協定 諫早市薬剤師会とタクシー協会

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薬剤師から説明を受け薬を受け取るタクシー運転手の実演=諫早市内

 65件の保険薬局でつくる長崎県諫早市薬剤師会(掘剛会長)と、6社が加盟する諫早市タクシー協会(永尾典嗣会長)は21日、新型コロナウイルス感染症の拡大時でも自宅で薬が受け取れるように、薬配送代行の協定を締結した。タクシー会社単独で薬配送を代行している例はあるが、団体同士の協定締結は県内初。
 かかりつけ病院が電話などを使った診療に対応していることが利用の前提。病院から薬局に送付された処方せん情報をもとに薬局で調剤し、タクシーで配送する。利用者はタクシー運転手に薬局から自宅までのタクシー代を支払い、診療代や薬代は別途、支払う。
 諫早商工会館で調印式があり、配送時の注意事項や個人情報の取り扱いなどを取り決めた協定書に両会長が押印した。掘会長は「安全安心に薬を受け取れる仕組みづくりで社会貢献できれば」、永尾会長は「さまざまなサービスにつながる機会として、需要の増加に期待している」と話した。
 調印後、市内の薬局に移動し、両団体関係者や報道陣が見守る中、タクシー運転手が薬剤師から薬を受け取る場面を実演した。

協定を結んだ諫早市薬剤師会と諫早市タクシー協会のメンバー=諫早市高城町、諫早商工会館