県内救急医療 緊張続く 新型コロナ感染拡大

新型コロナウイルス対策で、ビニールシートが付けられた救急車。隊員も防護服やゴーグルなどを着用している=宮崎市和知川原の宮崎市消防局

 新型コロナウイルスの感染拡大で、救急医療現場は緊張状態を強いられている。21日までの1カ月間だけで県内の新規感染者が310人に及ぶ中、感染の広がりに比例し、急病や事故などで運ばれる人の中に感染者がいる可能性が高まっているためだ。救急隊員や医師らは常に防護服などを着用して対応。連日の猛暑で熱中症の搬送も増えており、各地域の「最後の砦(とりで)」の負担感が増している。

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