クノールの商品名が人種差別問題に?  BLMの影響でドイツで名前変更が相次ぐ

食品ブランド「クノール」はソースの名前が人種差別に当たる可能性があるとし、変更をすることを決定した。

問題視されたのは「ジプシーソース」。「ジプシー」という用語は否定的に解釈できるため、「ハンガリー風のパプリカソース」に変更する。改名した商品は数週間で市場に出回ることになる。

今年5月に米国で起きた「ジョージ・フロイドの死」をきっかけに、ドイツでもBLM(Black Lives Matter)運動が拡大。さまざまな都市で人種差別に関連する名前が変更されている。

最近では、アウクスブルクの伝統的なホテル「Drei Mohren」がホテル名を変更することを決断。名前の変更は今年中に行われ、「Maximilian’s」に生まれ変わる予定だという。

© ドイツニュースダイジェスト