水浴びにアイスキャンディー 動物も涼求め 横浜・ズーラシア

放水された水を飲むインドゾウ=よこはま動物園ズーラシア

 厳しい暑さが続く中、よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)の動物たちは、あの手この手で涼を取り、しのいでいる。

 インドゾウは、ホースから放たれる水をぐびぐびと飲み、直射日光を避けるため、鼻を使って砂を体に掛ける姿も。ライオンは、餌の肉の汁を凍らせた“アイスキャンディー”を与えられ、一心不乱にぺろぺろ。マレーバクは、池に飛び込み、気持ち良さそうに水浴びしていた。

 横浜地方気象台によると、横浜市の21日の最高気温は34.7度で、1日から21日連続で最高気温30度以上を記録。ズーラシアでは、放水する回数を増やしたり、動物の休憩室に保冷マットを敷くなどの対策を講じている。「動物にも脱水症状などの危険性があるので、体調管理を万全にしたい」と担当者。

 家族で訪れた女性(32)=横浜市緑区=は「動物が水を飲む姿を見て、私も一緒に飲みたくなった」と話し、子どもたちと楽しんでいた。

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