ブルペン崩壊のフィリーズ ヤンキースからヘイルを獲得

フィリーズは日本時間8月22日、マイナー右腕のアディソン・ラスとのトレードでヤンキースから救援右腕のデービッド・ヘイルを獲得したことを発表した。ヘイルはアロルディス・チャップマンの戦列復帰に伴いDFAとなっていた。また、フィリーズはヘイル獲得に伴い救援左腕のオースティン・デービスをDFAとしている。

今季のフィリーズは開幕からブルペンが崩壊状態にあり、日本時間8月21日の試合が終了した時点で救援防御率8.07は両リーグワースト。エリアス・スポーツ・ビューロー社によると、2000年以降、開幕21試合でフィリーズより救援防御率が悪かったのは2005年のロッキーズ(8.74)と2000年のブルージェイズ(8.24)だけだという。

現在32歳のヘイルは、今季ヤンキースで5試合に登板して6イニングを投げ、0勝0敗1セーブ、防御率3.00、7奪三振を記録。ブレーブス時代の2014年に自己最多の45試合に登板するなど、メジャー7年間で通算95試合に登板した実績がある。ジョー・ジラルディ監督は「彼は先発からクローザーにつなぐまでの橋渡し役ができる。試合の終盤で使うこともあると思う」とヘイルへの期待を口にした。

ヤンキースへ移籍するラスは25歳の右腕で、昨季はAA級で55試合に登板して56回2/3を投げ、5勝6敗22セーブ、防御率2.54、81奪三振の好成績をマーク。フィリーズをDFAとなったデービスは、今季4試合に登板して防御率21.00、被打率.526と滅多打ちを食らっていた。

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