フィリーズがさらにブルペン補強 ワークマンとヘンブリーを獲得

フィリーズは日本時間8月22日、レッドソックスとのトレードでブランドン・ワークマン、ヒース・ヘンブリーの両救援右腕と金銭を獲得したことを発表した。レッドソックスには27歳の右腕ニック・ピベッタと24歳の右腕コナー・シーボルド(メジャー未経験)が移籍する。

現在32歳のワークマンは、今季ここまで7試合に登板して0勝0敗4セーブ、防御率4.05を記録。昨季は73試合に登板して防御率1.88という自己ベストの成績を残し、100奪三振以上かつ被本塁打1本以下をマークしたメジャー史上8人目の救援投手となった。また、被打率.123は60イニング以上を投げた投手では、1900年以降最も低い数字だった。

現在31歳のヘンブリーは、今季ここまで11試合に登板して2勝0敗1ホールド、防御率5.59を記録。最初の10試合では防御率1.86をマークしていたが、日本時間8月19日のフィリーズ戦で一死も取れず4失点と炎上した。2017~18年はいずれも60試合以上に登板し、昨季は45試合に登板して防御率3.86、奪三振率10.44を記録した。

ワークマンは今季終了後にフリーエージェントとなる。ヘンブリーは来季が年俸調停期間の最終年で、2021年シーズン終了後にフリーエージェントとなる。

ピベッタはメジャーデビューした2017年に8勝、翌2018年は164イニングで188奪三振を記録するなど、先発ローテーションの一角を担う存在として期待されたが、近年は伸び悩みが続いていた。昨季はシーズン途中で先発からブルペンに配置転換され、今季も3試合に登板して防御率15.88と大不振。新天地で心機一転、ブレイクを目指す。

シーボルドは2017年のドラフトでフィリーズから3巡目(全体83位)指名を受けてプロ入り。昨季はルーキー級からAA級までマイナー4階級でプレーし、合計12試合(うち11先発)に登板して4勝2敗、防御率2.24をマークした。

フィリーズは崩壊しているブルペンのテコ入れとしてヤンキースからデービッド・ヘイルを獲得したばかり。それに続くトレードでのブルペン補強となった。

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