海外ドラマでシレっと活躍する日本車特集!~アキュラ/スズキ/いすゞ編~【ドラマ映画に登場するクルマたち】

NSX 2019年モデル

1:アキュラ(ホンダ)NSXが華麗に登場「アベンジャーズ」

イメージカーとして抜擢された理由とは?

映画「アベンジャーズ」は2012年に公開された、言わずと知れたマーベル・ヒーロー大集合の人気作品。そんな有名映画にイメージカーとして抜擢されたのが、北米ホンダの高級車ブランド「アキュラ」でした。

映画の終盤、アイアンマンの“中の人”トニーが、超人ハルクの“中の人”バナー博士とともに乗り込むのが、アキュラのNSX ロードスター。また他に、地球の防衛組織のロゴ入り専用車としてもアキュラ MDXなどが出てきます(のちにレクサスに鞍替えしますが…)。

アベンジャーズシリーズ第1作目である本作では「A」が印象的に使われる描写があり、アキュラも、そのエンブレムであるひっくり返した洗濯ばさみのような(失礼)「A」のために採用されたのではないでしょうか。もし「ハベンジャーズ」だったらホンダ車だったかも?

…しかし、イメージカーの割にアキュラの登場は一瞬なのでお見逃しなく!

2:無骨なスズキ サムライ(ジムニー)が渋い!?「ウォーキング・デッド」

ザ・ジャパンなネーミングに驚き

ゾンビものドラマの定番「ウォーキング・デッド」は2010年から続いている人気作品で、世紀末っぽく崩壊したアメリカを舞台に、極限のサバイバル生活が描かれています。

主人公の保安官・リックら一行は数台のキャンピングカーやSUVで移動しますが、その中にはスズキの「サムライ」もありました。後ろは幌つきの大口径タイヤで、荒廃したオフロードにもぴったり。実はこれ、海外版の「ジムニー」で、北米のサムライのほか、インドではジプシーなどユニークな名前もついています。

日本では納車が追いつかないほどの人気で熱心なファンも多いジムニーですが、希少なサムライももちろん大人気。ちょっと武骨な雰囲気や、「S」でなく「SUZUKI」の白文字エンブレムもファンの心をくすぐりますよ。

3:こんな所にいすゞ エルフが!「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」

思わず「エルフ~!」と叫びたくなる!

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は2016年に公開されたマーベル映画です。今回は、ヒーローであるキャプテン・アメリカとアイアンマンが仲間割れをして、他のヒーローを巻き込み大ゲンカ…というお話。

その総力戦の舞台となるのがドイツにあるライプツィヒ・ハレ空港。無人の広い土地に飛行機や車、コンテナなど、超人ヒーローたちが飛んだり投げたり暴れたり、12人が入り乱れるバトルには最適の場所。

そんな乱闘の中、スパイダーマンが仲間を助けようと足場に使ったトラックに、一瞬「ISUZU」の文字が光ります。日本人なら誰もが親しみを持つこのフロントフェイスは、いすゞの主力商品「エルフ(5代目)」ではありませんか! 荷台には空港名がドイツ語で書かれており、異国の地でしっかり働いて、その上スパイダーマンの足場にもなるなんて…とその健気さに心が打たれますよ。

まとめ

今回は、少し意外な登場の仕方をする3つのモデルをご紹介しました。いかにも日本車!という主張があまりないため、さらっと見逃してしまう方も多かったかもしれません。有名な映画やドラマの中にも脇役として実はこっそり出演していることがよくありますので、クルマ好きの方はぜひ、メーカーやモデルに注目して探してみてくださいね!

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