長崎市「アートプロジェクト」参加者募集 27日まで 来年3月、野母崎で展覧会

 長崎市は、現代美術を通した交流事業「長崎アートプロジェクト」の作品制作メンバーを募集中。同市野母崎地区をテーマに、市民と芸術家が一緒に音や映像、和紙などによるアート創作を手掛け、来年3月に同市野母崎樺島町の旧市立樺島小で開催予定の展覧会で展示する。メンバー応募の締め切りは27日。
 アートに親しんでもらう目的で2010年度から市内各地で実施。本年度は、歳や時間を重ねることを意味する「じかんのちそう」をテーマに、「まだ見ぬ野母崎の音楽」と「記憶の彫刻」の両プロジェクトで構成。国内外で活躍するアーティストやクリエイターと一緒に現代美術作品を作り、展覧会で野母崎地区の魅力を発信する。
 「まだ見ぬ-」では、映像ディレクターやミュージシャンとして活躍するVIDEOTAPEMUSIC(ビデオテープミュージック)さん=東京都=と一緒に、野母崎の音や映像を軸とした作品を制作。月1回程度、アーティストとメールなどでやりとりしながら作品を完成させる。「記憶の彫刻」は、佐賀県在住のアーティストKNMR(カミナリ)さんを野母崎地区に招き、ワークショップを実施。古紙や鉄、プラスチックなどあらゆるもので和紙を作る。
 対象は同市在住の小学生以上。「まだ見ぬ-」は定員10人。「記憶の彫刻」は同地区で3回ワークショップを開き、定員は各回5組(1組1~3人)。初回は9月12日午後1時~5時、野母崎樺島地区公民館で。
 詳しい応募方法、問い合わせは長崎市文化振興課(電095.842.3782)。 

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