ファンの思い「大切な鉄道を応援」 台風被害の箱根登山鉄道に募金贈呈、子どもたちからも

強羅方面のホームが久しぶりににぎわった箱根湯本駅=7月23日、箱根町

 鉄道ファンが集まった「小田原鉄道歴史研究会」(小室刀時朗会長)は21日、昨年の台風で甚大な被害を受けた箱根登山鉄道(神奈川県小田原市)に復旧支援募金約1万2千円を贈呈した。

 登山鉄道は昨年10月の台風19号による豪雨被害で今年7月まで、箱根湯本―強羅間が不通となった。「地元の大切な鉄道を応援しよう」と、同会は写真展など三つの主催イベントで募金活動を実施し、小遣いを寄せてくれた子どもたちの応援メッセージと一緒に贈った。

 中丸富夫常務に募金を手渡した小室会長は「新型コロナウイルスの影響でイベントが中止になり募金活動も難しかった。協力してくれた皆さんの気持ちを伝えられてよかった」と話していた。

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