昨年夏ルアーマガジンソルトの取材にて、チヌ(クロダイ)トップの聖地・浜名湖を舞台に、同ジャンルに通ずるアラマキシンヤさんと、JBトップ50で活躍しながら、浜名湖のチヌトップのエキスパート・黒田健史さんの両名に、愛用のチヌトップルアーを教えて頂き、ルアマガソルト編集部員が徹底インプレしてきました!
インプレするのはこの2人!
【Profile】
西村
ルアーフィッシングを愛する若手の釣りライター。取材を通じて様々な釣具に触れてきているので、道具に対する確かな選球眼を持つ。雑なアイテムは即見抜いてダメだししちゃうぞ!
【Profile】
今村
その風貌から狂犬の異名を持つルアマガソルトの釣り好き営業マン。ヒューマンアカデミー卒で、釣りに関する知識は確かなものがある。ソルトの釣りを楽しみつつ、全国各地でライギョを追うのがライフワーク。
真夏がメインターゲットでありながら、トップウォータールアーでエキサイティングなゲームが楽しめる『チヌ(クロダイ)』。そんな大人気のチヌゲームを、発祥の地・浜名湖を地元とし、ルアーやムーブメントを生み出してきたのが、現役トップバストーナメンターでありソルトルアーにも精通するエキスパート黒田健史さん。
今回黒田さんがメーカーの垣根を超えて愛用する、おすすめするチヌトップルアーBEST10をご紹介致します!!
【Profile】
黒田健史(くろだ・けんし)
ブラックバストーナメントの最高峰・JBトップ50で戦うバスプロであり、チヌゲームのエキスパートとしても活躍。浜名湖をホームとし、同エリアでのチヌゲームを知り尽くす。
RAポップ(ジャクソン)
元祖ブリーム(クロダイ)用ポッパー! 直立浮きでフッキングも良好!
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今村「まさにブリームポッパーの原点。立ち浮き姿勢でダイビングしながらのポップアクションがさせやすいです。ドッグウォークではなく、比較的直線的な動きで見せたいときのルアーですね」
バックファイヤー65(バスデイ)
前方に押し出すようなポッピングアクションが得意
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西村「浜名湖生まれのポッパーで、水を前方に押し出して泡を作る動きがやりやすいですね。遠くでもルアーの場所がすぐに分かるほどの大きな泡が出ます。動かし方によってはダイビングアクションも可能」
ポッピー(スカジットデザイン)
スレた魚に口を使わせるコンパクトポッパー
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今村「全長58mmとコンパクトなボディ。小さくてもしっかりと飛ぶし、沖でもしっかりとアクションさせることが出来ました。ポップ音は結構派手で、アピール力は高め。フッキング率も高いそうです」
エアラコブラ60(アムズデザイン)
広範囲の魚にアピールする大きなバブルアクション
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西村「ポッピングもドッグウォークもできるペンシルポッパーですね。移動距離を抑えながらポコポコとサウンドを抑えながらのアクションも可能です。小刻みに誘いたいときにオススメです」
ポッピングダック(メガバス)
とにかくよく釣れるブリームポッパーの最高到達地点!
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今村「ポッピングさせたときに水を押す感じが伝わってきて、動かしていて気持ちの良いルアーです。飛距離も同サイズではトップクラスで、とにかく良く飛びました! 開発者の黒田さん曰く、『ブリームポッパーの最高傑作』とのこと」
ライズウォーク65F(シマノ)
フッキング率を重視した細身のペンシルポッパー
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西村「アクションはナチュラルで、不規則に移動距離を抑えて首を振っていくタイプ。細身かつ斜め浮きなので、フッキング率は高そう。広範囲だけでなく、小場所をネチネチ誘っていくのも良さそう」
水砲 SWING HOT(メガバス)
連続ドッグウォークのしやすさはピカイチ
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今村 「軽い力で連続ドッグウォークがしやすく、左右に規則正しく首を振ってくれるので、クロダイに見切られにくい気がします。実際にインプレした際にも一番バイトが多かったのがこのルアー。これもポッピンダックと同じくフックがスイベル式です」
チヌペンFW(スミス)
水絡みの良い水押しアピール抜群のペンシル
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今村「テールにフィンがついており、このパーツのおかげか、アクション中もルアーがその場に残ってくれて移動距離を抑えて動かせます。操作感もしっかりあって、水押しが強いのが手元に伝わります」
ストーク(レクスト)
秀逸なポッピングの高浮力樹脂ポッパー
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西村「高浮力樹脂ボディから生まれる派手なスプラッシュで、大きなバブルを作ることが出来ます。テーブルターンさせるというよりも、前方に水を押し出すようなアクションが得意な印象です」
セッター(ナダ)
ジョロジョロサウンドで誘うクロダイ用スイッシャー
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今村「基本性能の高いスイッシャーで、使い方はただ巻くだけでOKとのこと。サウンドはジョロジョロ、チョロチョロ系。アピールを抑えたい時、止めたら見切られそうな場合に良さそうです」
10回出て、1回も乗らないこともあるのがクロダイ
黒田「バイトはたくさん出ると思いますけど、釣るのは難しいですよ。4人で2尾がMAXじゃないですかね」
昨年行われた取材時前に黒田さんが言っていたことは、的中し、バイトはたくさんあるものの中々乗らない。これがチヌトップの難しさであり、面白さなのか…。
黒田「フッキング率に関しては正直なところ運もあります。1発出てそれが乗ることもあれば、10回出て1回も乗らないことだってありますからね。その中でいかにバイト数を上げていくか、フッキング率をあげていくかというのが、クロダイルアーの進化の歴史だと思います」
黒田さんはメガバスの水砲でミニミニキビレを2尾キャッチ!
黒田「ありえんくらい小さいですね。むしろこれを乗せるってすごくないですか?(笑)」
最盛期を迎えるクロダイ(チヌ)トップゲーム、皆様の身近なフィールドで意外と多く生息しているクロダイ。是非ともチャレンジしてみてはいかがでしょうか?