中上「フロントロウを獲得できてよかった。表彰台争いをする自信はあります」/MotoGP第6戦予選

 8月22日、MotoGP第6戦スティリアGPの予選がレッドブル・リンクで行われ、LCRホンダ・イデミツの中上貴晶が予選2番手、初のフロントローを獲得した。

 初日のフリー走行から好調だった中上は、2日目のFP3でさらにタイムを短縮し総合3番手でQ2進出。その後に行われたFP4は、ほぼ決勝レースと同じ時間帯に行われるため重要なセッションとなるが、ここでもトップタイムをマーク。連続ラップでも1分24秒から25秒台前半で周回し、好調さをアピールした。

 予選Q2では、1回目のアタックで1分23秒602と自己ベストを更新する好タイムで暫定ポールポジションタイムをマーク。その後、ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)にかわされ2番手へとダウン。逆転ポールポジションに挑んだ2回目のアタックでは、トラックリミットをオーバーしたためラップタイムがキャンセルとなりタイム更新ならず2番グリッドが確定した。中上にとってMotoGPクラスの初ポールポジション獲得にはならなかったが、決勝ではMotoGPクラスの初表彰台に挑む。

 中上がMotoGPクラスで表彰台を獲得した場合、日本人ライダーとしては2012年バレンシアGPで2位表彰台の中須賀克行以来、優勝した場合は、2004年日本GPで玉田誠以来の快挙となる。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(予選2番手)
「今日はとてもうれしいです。MotoGPクラスで初めてのフロントロウを獲得しました。ポールポジションまでもう少しでしたが、ポールポジション争いをするとは思ってもいませんでした」

「レースウイークを通してマシンのフィーリングはとてもいいので、フロントロウを獲得できてよかったです。決勝は今日とは違う戦いが待ち受けています。しかし、準備はできています。表彰台争いをする自信はあります。もし優勝争いをするチャンスがあればチャレンジしますが、まずは表彰台に上がることです。この調子でがんばります」

2020年MotoGP第6戦スティリアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2020年MotoGP第6戦スティリアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2020年MotoGP第6戦スティリアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2020年MotoGP第6戦スティリアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2020年MotoGP第6戦スティリアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2020年MotoGP第6戦スティリアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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