コロナ禍の避難所開設をシミュレーション 東京・日野市

間もなく台風の季節がやってきます。2019年の台風19号で8600人が避難した東京・日野市で、新型コロナウイルスの対策をしながらの避難所運営についてシミュレーションが行われました。

安全に避難をしながら新型コロナウイルスの感染を拡大させないために、ポイントは大きくわけて2つ。1つめは「感染の疑いがある人を隔離すること」です。
入り口に簡易問診表を設置し、「味覚がない」などの症状がある人は教室などを専用の部屋として設けて避難することになります。
続いて2つ目は、避難者が「密」になる状況を防ぐことです。
体育館では都の基準に基づいて通路が1メートル以上取られているほか、避難者が過ごすスペースもテープで区切って人との間を取るよう工夫されています。1つの区画は3.3平方メートルで原則1人、家族でも2人までとなっています。
いつ起こるか分からない災害。担当者はこれから定期的にシミュレーションを行うことで、さらなる対策の強化を行っていきたいと話しています。

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