ブルージェイズが金銭トレードでボーグルバックを獲得

ブルージェイズは日本時間8月24日、マリナーズから金銭トレードでダニエル・ボーグルバックを獲得したことを発表した。ボーグルバックは今季53打数5安打(打率.094)と打撃不振に苦しみ、日本時間8月20日にマリナーズからDFAとなっていた。

現在27歳のボーグルバックは、昨年の前半戦に打率.238、21本塁打、51打点、OPS.881をマークし、自身初のオールスター・ゲーム選出。しかし、なんとかシーズン30本塁打には到達したものの、後半戦は打率.162、9本塁打、25打点、OPS.626と大きく数字を落とした。その不振を引きずるかのように、今季は開幕から低迷し、打率.094、2本塁打、4打点、OPS.476と大不振。マリナーズの戦力構想から外されていた。

ブルージェイズは一塁と指名打者にブラディミール・ゲレーロJr.とラウディ・テレズがおり、特に左打ちのテレズはボーグルバックと同タイプの選手である。テレズは今季ここまで打率.227、4本塁打、13打点、OPS.742とそれほど目立った成績を残していないが、ボーグルバックが出場機会を増やしていくためにはテレズを上回る働きを見せる必要があるだろう。

また、8月末のトレード・デッドラインに向けた最初の動きとしてボーグルバックを獲得したブルージェイズだが、ロス・アトキンスGMは投手の補強、なかでも故障者が続出している先発投手の補強を最優先事項としている。開幕26試合を終えた時点で勝率5割をキープしており、拡大されたポストシーズン出場枠に入るためにも、さらなる補強の可能性を探っていくことになりそうだ。

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