廃棄ホースでペン立て 松浦・福島養源小に贈る 市消防本部・消防署出張所

廃棄消防ホースの金具部分で作ったペン立てを宮田校長(左から2人目)に手渡す吉浦所長(中央)ら=松浦市立福島養源小

 松浦市消防本部・消防署福島出張所(吉浦彰二所長)は廃棄する消防ホースを利用してペン立てを製作。20日、同市福島町の市立福島養源小(宮田英治校長、126人)に贈った。
 同町は昨年度、無火災を達成。同出張所ではこれからも無火災を続けていくため、次代を担う子どもたちに消防への関心と防火意識を高めてもらおうと、廃棄消防ホースの金具部分を活用してペン立て6個を作った。学年ごとに形が違い、「火の用心」の文字入りで火災予防を訴えている。
 贈呈式は校長室であり、吉浦所長ら消防職員3人が宮田校長にペン立てを手渡した。吉浦所長は「破損し廃棄処分するだけの消防ホースを役立てられないかと職員のアイデアで作った。夜の待機時間を利用して作業した」と話した。宮田校長は「学校で利用方法を考えたい」と答えた。

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