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「世界に一つだけのマスクを」。住民や保護者らでつくる長崎市立城山小学校区青少年育成協議会(富士見町、松尾光芳会長)は24日、「家族でマスクづくり作戦」と題した手作りマスクコンテストの表彰式を同校で開いた。マスク全面に笑顔のマークを付けたり、色とりどりのボタンを付けたりと、子どもたちが工夫を凝らした作品が入賞した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中、「子どもたちに、自分でもできることを探し続ける人になってほしい」との願いを込め、5月中旬から準備を進めた。協議会はマスク600枚を作って4月、同校に寄贈しており、余った材料も活用して児童が作るマスクセット約300人分を用意。白いガーゼを縦横約40センチに切り分け、作り方を記した説明書を作り、耳ひも用のゴムと一緒に3~6年生に配布した。子どもたちは保護者に協力してもらいながら仕上げて応募したという。
12人が入賞し、竹村浩明校長が表彰状を手渡した。松尾会長は「(マスク作りの経験は)新しい挑戦をするときの力になる。今後に生かしてほしい」と子どもたちを激励。竹村校長は「自分で考え、(保護者と)協力するのはすばらしいこと。『自分の命は自分で守る』という気持ちを強くすることができた」と語り掛けた。
作品は12個ものボタンをつけたり、お気に入りのキャラクターを貼り付けたりと個性が光る。母親と一緒にマスク作りに励んだ3年の西島小春さん(9)は「ベストスマイル賞」を受けた。青を基調とし、笑顔とハートのマークをあしらったデザイン。西島さんは「マスクを見た人が、明るい気持ちになってほしいと思って作った。学校にもマスクを着けて行きたい」と話した。
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