新型コロナ 長崎県内で3人感染 計204人

新型コロナウイルス感染者の入院状況

 長崎県と長崎市は24日、同市の長崎みなとメディカルセンターの30代女性事務職員、西海市の男性、西彼長与町の20代男性公務員の計3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は計204人となった。
 長崎みなとメディカルセンターの30代女性事務職員は、17日に感染が判明した同センターの50代女性医療職の接触者。21日の勤務終了後から熱や咳などを発症し、23日の検査で陽性が確認された。病院外の濃厚接触者7人、院内で接触した職員や患者ら42人を対象に検査している。
 西海市の男性は感染者の濃厚接触者。22日に味覚の異常などが出て、23日の検査で陽性が判明した。長与町の20代男性公務員は長崎労働基準監督署(長崎市岩川町)の職員。17日夜に発熱し、18日は出勤したが体調不良で早退。検査の結果、23日に陽性が確認された。2週間以内に県外への滞在歴があるという。同署は24日、臨時閉庁した。
 一方、17日に医師2人の感染が判明した佐世保市総合医療センターは24日、職員や患者ら検査対象の計1772人のうち、23日までに1662人を検査、全員の陰性を確認したと発表。残りの検査も順次実施する。
 県内では23日午後7時現在、重症1人を含む29人が入院。無症状や軽症用の宿泊施設療養者が4人、回復者が157人。

 


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