欠勤や不正行為で2隊員停職と減給 海自佐世保総監部

 海上自衛隊佐世保地方総監部は24日、帰艦時刻に戻らなかったり試験で不正行為をしたりしたとして護衛艦「ちょうかい」の隊員2人をそれぞれ停職1日と減給15分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
 総監部によると、30代の男性3等海曹は5月9日、休暇明けに艦に戻らず1日欠勤し、翌日10日に帰艦した。佐世保市内のホテルに滞在しており、「衝動的に職場から離れたくなった」と話しているという。
 20代の男性3曹は昨年11月29日、海自内の学校の試験でカンニングペーパーを作成。試験監督者が3曹の不審な動きに気づいて発覚した。学習内容を確認する定期的な試験で、この成績は昇任にも関わる。「試験の準備が進まず赤点になるのが嫌だった」と説明しているという。

 


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