映画「いざなぎ暮れた。」港町・美保関で船体をスクリーンに特別上映!

神話が息づく町を、崖っぷちの男女が東京から弾丸旅行する様子がブラックでスリリングに描かれた映画「いざなぎ暮れた。」(吉本興業製作)。夏まっさかりの8月22日の夜、地元・島根県美保関の港にて、船体をスクリーンにして一夜だけの特別上映を敢行した。また、そこにサプライズでオンライン登場した笠木監督から、本作が名古屋シネマスコーレと広島シネマモードでの配給が決定したこと、そして10月に行われる、しまね映画祭での上映が決定したことが報告された。第53回ヒューストン国際映画祭にて、邦画史上初めて最優秀外国語映画賞と特別審査員賞をW受賞し、世界20冠を達成した本作の周囲が再び賑わいを見せはじめた。本作は吉本興業が沖縄国際映画祭のために製作し、世界中の映画祭で受賞を重ね、東京と島根で興行上映されたが、上映は新型コロナウィルスの混乱と重なり、舞台挨拶が無観客になったり、イベントがすべて中止になるなど、コロナ禍の中で辛酸を舐めた本作が、SNSで要望が多かった‘リベンジ上映’の狼煙をあげた格好となる。

22日に地元で行われた特別上映オープンエアイベントで、監督がオンライン舞台挨拶に登場した様子、また、現地の開放感溢れる写真と当日のリポートが届いた他、W主演の毎熊克哉・武田梨奈、ゴロウ役の青山フォール勝ち(ネルソンズ )、笠木望監督から喜びのコメントが届いた。全員分のコメントは以下に記載している。

<毎熊克哉コメント>

本作の舞台である美保関での特別上映、僕も行って地元の方々と素敵な時間を共有したかったです…! 撮った場所で観れるのは最高ですよね。野外上映お楽しみ頂けたら嬉しいです。 当日雨が降りませんように! そして、リベンジ上映がしたい!という願いが僕の故郷である福山シネマモード、これまでも出演作がたくさんお世話になっている名古屋シネマスコーレで叶えて頂ける事になり心から感謝しております。 先が見えなくなるような事態でもありますから。行き詰まった男が故郷で自らのアイデンティティに触れるお話です。 感染対策はしっかりとされているとの事。 それぞれの場所で、本作が良い思い出になりますように!

<武田梨奈コメント>

映画の舞台となった美保関での上映を実現できたこと、心から嬉しく思います。今回は皆様にお会い出来ず残念ですが、またいつか美保関へ行って、この映画への想いや感謝の気持ちを直接お伝えさせていただきたいと思います。 そして、コロナ禍で大変な時期にも関わらず、名古屋と広島での公開も決まりました。この作品を上映しようと決めてくださったシネマスコーレさんと福山駅前シネマモードさんにも感謝です。 『いざなぎ暮れた。』は、予算や日数や人数で考えたら小さな作品ではありますが、皆さんのおかげで大きな希望の詰まった映画になりました。そして今もまだ、世界中の映画祭を巡っています。 息の長い作品となって、これからも誰かの心への届いてくれることを願っています。

<青山フォール勝ちコメント>

コロナの影響でたくさんの人に観てもらう事が難しく悔しい想いでしたが、 またこうやって観てもらえる機会が増えるのは本当に嬉しいです! 『いざなぎ暮れた』のこれからが楽しみです!

<笠木望 監督 コメント>

地元・美保関で、しかも船体をスクリーンにした野外上映! 最高です。まだまだ状況は厳しいですが、コロナとともにある映画として、前を向いて‘リベンジ上映’に邁進したいです。見守ってください!

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