【新型コロナ】県内で新たに57人の感染を確認 80代の男女3人が死亡

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、県内では25日、80代の男女計3人の死亡が明らかになった。新たに10歳未満~80代の男女57人の感染も判明、うち38人が感染経路不明という。

 川崎市は、同市川崎区と東京都内に住む男女2人が死亡したと発表。川崎区の女性は17日に、都内の男性は7月31日にそれぞれ陽性が判明していた。厚木市の女性は8月6日に救急搬送され、陽性と判明し入院。25日に新型コロナ肺炎で死亡した。

 一方、クラスター(感染者集団)が起きた厚木市の湘南厚木病院では、50代女性看護助手(秦野市)の感染が判明。同病院の感染者は患者20人を含む計30人となった。

 横須賀市では、市立小学校に通う10歳未満の男児が感染。同校は28日まで臨時休校とし、同級生ら約30人を検査する。横浜市内の保育園に勤務する20代女性保育士の感染も確認された。

 川崎市では、40代女性保育士の感染が判明し、勤務先の認可外保育園・馬本保育所(宮前区)は25日から当面の間、臨時休園するという。このほか、三浦市立初声小学校の50代女性教諭や横浜市内のデイサ-ビスに勤務する20代女性職員、川崎市に住むJR横浜線の40代男性車掌らの感染も報告された。

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 県教育委員会は25日、横浜市内の県立高校に通う10代の男子生徒が新型コロナウイルスに感染したと発表した。濃厚接触者の特定ができていないため、同校を26日から臨時休業とする。

 県教委によると、男子生徒は25日朝に発熱。医療機関での検査で陽性が判明した。24日は登校していた。

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