志尊淳“&スター” ~僕にとっての「スター」は全世界の誰もが知っている雲の上の存在~

今回からのテーマは「スター」ということで、志尊さんが「スター」と言われて思い浮かぶ人物像を教えていただきました。時代の変化とともに変わっていく、「現代のスター像」についても語ります。

志尊さんが「スター」と言われて思い浮かぶのは、ブラッド・ピットさんやレオナルド・ディカプリオさんといった、全世界の誰もが知っているようなハリウッドスターたち。「プライベートも謎に包まれていて、会ったことのある人がほとんどいないような雲の上の存在」を「天性のスター」だと思うのだとか。才能を持って生まれた天性のスターも努力して才能を開花させたスターも、「どちらも素晴らしい」と思ってはいるものの、「自分が努力している部分を見せないのが本物のスター」と、志尊さん。自分に厳しい志尊さんらしい意見だなと思いました。

志尊さんにとってスターは「身近な存在ではない」そうですが、最近では「ジャスティン・ビーバーさんのように、SNSを活用してファンと交流する、親しみがあって身近なスターもいますよね」と、時代によって変化するスター像についても語ります。SNSが発達し、多くの人々の物事の捉え方や価値観も変わっている現代。「時代に合わせて切り開いていける人がスターと呼ばれるのにふさわしい」という志尊さんの言葉を聞いて、「#志尊の自粛部屋」などで時代を切り開いている志尊さんこそ「次代のスター!」だと思ったのですが、「僕は全然、スターではありませんよ!」と、笑い飛ばされてしまいました。そんな謙虚さもまた、魅力的です。

もちろん、「ファンの皆さんをがっかりさせないように、“どう見られるか”という部分は普段から意識してはいます」とのこと。「素の自分と俳優としての自分が切り替わるスイッチがある」そうなのですが、「#志尊の自粛部屋」では「お酒も飲んでるし、このくらいはいいかな…」と素の自分が出ている部分もあるのだとか。素の志尊さんが垣間見られる「#志尊の自粛部屋」はこれからもマイペースに続けるそうなので、今後も要チェックです!

撮影では、個性的なジャケットにピアスなどのアクセサリーを着用して、華やかなスターをイメージした撮影を。衣装やヘアメークなどスタッフさんたちと相談しながら足し引きしつつの試行錯誤した撮影となりました! 「こんな感じで大丈夫ですか?」と不安げな志尊さんでしたが、持ち前の華やかさと表現力でとてもすてきな仕上がりになっておりますので、誌面と合わせてお楽しみいただけますと幸いです。

取材・文/石本真樹 撮影/サステイ(W)
ヘア&メーク/礒野亜加梨(スタジオまむ) スタイリング/手塚陽介

【プロフィール】

志尊淳(しそん じゅん)

1995年3月5日、東京生まれ。魚座。A型。9/19(土)放送開始のドラマ「天使にリクエストを~人生最後の願い~」(NHK総合ほか)、10月期放送のドラマ「極主夫道」(日本テレビ系)に出演。10/30(金)公開の映画「さんかく窓の外側は夜」では主演を務める。

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